学生は持ち物が多過ぎと言う観点から将来的に教科書を電子化しようとしているけど、それでも荷物の重さは変わらない不思議

社会

今年の4月から、ピカピカの小学1年生になって子供が毎日小学校に通うようになった!と言うお宅では、まだ将来的に荷物が破壊的に重くなっていく事に気付いていないかも知れません。

小学生と言う身体の成長が未発達な状態の体格の子供が、自身の体重の何分の一か?とも言われる量の荷物を毎日かまたは毎週持ち帰りをしていく事になるのです。

既に、教科書とノートと筆箱とワークブックだけでもかなりの重さになるので、近年は毎日使わない教科書は学校に置いて行って、他のモノだけ持ち帰る様にする方式になっている様ですが、それでも週末には給食の服や体操着、上履きなどを洗うために持ち帰ると、大人の想像を超える荷物の量になる場合もあるのです。

そんな状況なので、あと数年以内には教科書を電子化して配布しているタブレットに入れてしまおうと言う計画が進んでいる訳ですが、教科書を電子化しても他の持ち物が幅を利かせる様になって来るだけで、根本的な荷物の重さを解消する手段として有効になるとは限らなかったりする訳です。

重い教科書が電子化されてタブレットに入るなら、荷物は軽くなっていつしかランドセルも薄くて軽くなったりするのだろうか?と思っている保護者の方も増えて居る様ですが、荷物が減って軽くならない現実が立ちはだかっているので、ランドセルはずっとあの形状のままだと思います。

それはそうと、どうしてこんなに近年の小学生は荷物が重いのか?と思って他の学生、中学生や高校生にも目を向けてみると、どうも中高生でもかなりの大荷物がその両肩に重くのしかかっている様です。

一番大変なのは中学生で、中学1年の頃から既に中学3年で受験する高校に提出する内申点を気にして行かなければならなくなって来るので、勉強しない科目の教科書を学校に置いて行ったとしても、日々の宿題として使っているワークブックは全教科持持って通学しているのです。

他にも、辞書を使う宿題などがある場合は、人によってはコンパクトな電子辞書を持っている人も居ますが、大半の人が分厚い辞書を持ち帰りして宿題をしているのです。

高校生の場合も、大学受験をする予定で居る人の荷物は結構重くて、ワークブック系の他に参考書もあったり選択科目用のノートもあるしプリントのファイルがあったり~と、中学生も高校生も小学生に引けを取らない量の荷物を日々持ち歩いているのです。

そんな訳なので、もし本当に学生の荷物が少なくなって軽くなる日々が来るとしたら、今度はノートを取るのも電子化していくかワークブックが電子化して行くとか、色んなものが電子化して行かないと無理そうな気がします。

何かの未来風のアニメの授業の様に、先生が黒板に書いた内容をノートに取らなくてもデータで送信されてくる様になれば、ノートの分だけ荷物が軽くなっていく事でしょう。

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